今回は、今年度実施した各種研修について研修部で総括を行いました。
部員から出された主な感想です。
〇定例会研修で、外部講師(県音声訳の会派遣講師、高田図書館録音図書担当者)による研修を実施したのは良かった。研修の幅が広がった。
〇ベテラン会員が講師となって実施した一日研修は充実した内容だった。
この他に出された意見も参考に、令和6年度の研修計画を立てていきたいと考えています。
今回は、高田図書館のご担当者様から「高田図書館における録音図書の現況」についてお話頂きました。
・録音図書数、利用者数などの数字的な現況
・録音図書選定にあたって留意している事柄
⇒話題の本、郷土資料等を優先的に入れている。小説は時代物が多い。実用書、解説本も入れたいが、図やイラストなどの解説が難しいと判断し控えている。
最後に質疑応答となりましたが、図書館・マザーテープの会の相互理解として
〇イラストの説明が難しい場合、あくまでも本文がメインであり図等の説明は簡潔で良い。
〇録音図書に関する広報の必要性がある。もっと機会をとらえてPRした方が良い。
等が挙げられました。
昨年度と同様に、当会のベテラン会員を講師に迎え、読むにあたって大切なこと、また伝える技術について実践を交えながら研修を行いました。
前半は、会員の疑問に答える形で、特に調査、アクセント、校正等について具体的なアドバイスを頂きました。
後半は、9月の研修会で使用した資料を更に読み込みながら、会話文の読みや注の処理について知る、より実践的な研修となりました。
<♪ここがポイント♪>
・単に読むだけでなく、聞く側に立ちながら読む。(自分の読みを聞きながら読む)
・調査は大切、しかし深入りしては本末転倒になることもあり、ある程度で区切る。
・アクセントにあまり拘り過ぎない。(が、アクセント辞典は活用して)
今回は、9月に開催された「第53回 東北・新潟・北海道ブロック点字図書館等連絡協議会音訳部会研修会」に参加された会員のお話をお聞きしました。
研修会の概要は、こちらをご覧ください。
◇次回例会(11/23)の研修は、「1日研修」です。
☆令和5年度音声訳講習会(新潟県音声訳の会主催)が開催されました☆
講師には県の認定指導員にお出でいただき、主に次の点について、実際に例題文を読み進めながら個々に指導を受けました。限られた時間でしたが充実した研修となりました。
・( )や「 」のある文章の読み方
・会話文の読み方(地の文と会話の違い)
・注のある文章の読み方
・適正な録音音量について
【受講者の感想から】
〇研修目的が明確(カッコ、会話文、注)で良かった。
〇他の会員の方々の読みを聞くことで、自分の読みと比較できて良かった。
〇講師から一人一人にアドバイスが貰えてとても参考になった。
今回は主に「処理」についての研修でした。
視覚的資料(図、表、写真など)の音訳について、基本的な考え方を学びました。
また、文章の読みでは、質問者と回答者の対話において、質問者・回答者の表示がない場合の読み分けについて説明がありました。
<♪ここがポイント♪>
・視覚的資料の音訳で心がける点は
1 音訳者の主観を交えない。
2 絵や写真にあらわされている以上の説明を付け加えない。
3 あいまいなものの断定は避ける。等です。
・言葉ですべてを伝えることはできない。
音訳者が自分の考えた言葉で簡潔に伝えることが大切です。
◇次回例会(9/28)の研修は、県音声訳の会講師による研修会となります。
事前にお配りした資料をご持参ください。
大容量ファイル転送システムfirestorageについて、実際にインターネット上で送受信する研修を実施しました。
受講者4人がお互いにメールで通信しながらファイル転送の手順を学びました。
【大まかな手順】
1 デイジー図書をzipファイルに変換する
2 firestorageを使ってzipファイルをアップロードする
3 メールで短縮URLをお知らせする
4 firestorageを使ったzipファイルをダウンロードする
5 zipファイルを展開(解凍)する
《注意事項》
・firestorageの画面上にはコマーシャルがたくさんあります。
必要のない項目は絶対にクリックしないでください。
今回は、昨年度の県の音声訳講習会(上級)受講者からの伝達講習でした。
・ルビ付きの語句の読み方
・インターネットを利用した調査方法について
等についての研修となりました。
また、今年6月に開催された県の音声訳ボランティア研修会の課題から、目次の読み方等についても、当研修会参加者から事例の紹介がありました。
<♪ここがポイント♪>
・ルビ付きの語句の読み方は様々であるが、本の内容によって異なる。
文章の流れを妨げず自然な読みになるように留意する。
・インターネットによる調査は信頼できるサイトを利用すること。
また、その後 紙の辞書での確認が望ましい。
◇次回例会(8.24)の研修は、「処理について」です。
今回は「上越社協だより」の音源を聞いての研修でした。
マザーテープの会が「社協だより」の音訳を担ってきた経緯と変遷を聞き、改めて当音訳が必要とされていることを感じました。
また、複数人で分担して制作している場合は、音量や音質のばらつきが出やすいため注意が必要となります。
<♪ここがポイント♪>
適正な音量(-10dB前後)や音質を保つためには
・マイクの位置、角度などベストの状態を確認する
・従前の録音を聞き返し、音量にばらつきが生じないように注意する
・体調管理も大切
◇次回例会(7.27)の研修は、「県上級講座を受講して」です。
当日は、音訳マニュアル【音訳・調査編】、同【処理事例集】をご持参ください。